プログラミング+α学習ブログ

勉強したことの備忘録です。

備忘録/ユーザーインターフェース設計入門(3)

備忘録続き。

 

利用者が明確ではないとき

代表的な利用者像を想定する必要がある。複数の利用者像があるときは、ある程度妥協しながらUIをデザインせざるをえない。妥協を理解できずに理想論を主張し続けるのは問題である。特定の利用者層に致命的な不満を与えてしまうよりも、すべての利用者に少しずつ小さな不満を与えるほうが良いこともある。その製品の利用者から特定の利用者層を離反させてしまうよりも、離反しない程度の小さな不満を全利用者に分散して与えてしまう方がマシなケースがある。

 

アプリのバリエーション

使い勝手の習熟に時間を取られないことを期待されたアプリ。例:Windowsのメモ帳

ある種のソフトだけを使いこむ人向けの専門職用アプリ。例:LightWave3D

自前のUIにこだわらず、他のより高機能なUIを利用して自らは黒子に徹するアプリ。例:DropBox

 

アプリのセットアップについて

setup.exeをダブルクリックするだけで必要最低限のソフトが全て入るインストーラは、手間を先読みして軽減するUIの良い例。

1つ1つ質問を行い画面を切り替えていくウィザード形式は、利用者を確実に想定した流れに乗せることができ、利用者を迷わせることがなく、問題を起こしにくい。しかし、ベテランには手間がかかり過ぎて不評となる。それゆえに、セットアップのような、想定される利用回数が少ないときに採用するといい。

 

〔重点〕これからのUIの教科書 ~ユーザーインターフェース設計入門