備忘録/ユーザーインターフェース設計入門(5)
備忘録続き。
利用者が間違ったとき
利用者は間違ったことを早く気付きたい。その理由も説明してほしい。だから、間違ったその瞬間に、警告メッセージをそばに出すことが重要。ただし、どこに警告を出すか、どう出すかについては注意を要する。できるだけ近くで、関連性がわかり目立つ外見で警告すべきだろう。
すべての機能は平等な存在ではない
ソフトには、よく使う機能とめったに使わない機能が存在する。UIデザインの観点からは、それらの扱いは同じではない。ただし、何がよく使われるかは考え方次第で変わる。
よく使う機能
非常に多くの回数使用し、すぐ覚える。機能を探しまわったりはしない。例:コピペ、「進む」「戻る」
めったに使わない機能
使い方を覚えるほど頻繁には使わない。毎回機能を探すかもしれない。例:ユーザー登録、キャッシュのクリア、プロキシの設定
全角と半角の区別を利用者に強制してはいけない
文字は、現在はUnicodeという企画に一本化が進んでいるが、全角と半角がダブった文字は片方が「互換用」に分類されていて、本来なら文字は1つと解釈されている。フォントによっては両者の幅が区別できない。区別できない利用者、切り替えられない利用者もいる。見てもはっきりしない文字の使い分けを要求するUIは好ましくないUIである。