プログラミング+α学習ブログ

勉強したことの備忘録です。

備忘録/ユーザーインターフェース設計入門(4)

備忘録続き。

 

UIデザインという領域があり、そこには専門性があることを忘れてはならない。しかし。UIデザイン論的にいえば、UIデザインはシステム開発という大きな作業の一分野にすぎない。UIデザインのプロは、システム開発を仕切る立場ではないし、全体像を描く立場でもない。大まかな全体像を個々の具体的な操作に置き換えていく立場である。

 

吸いつくような快適な使い勝手を実現するポイント

間違いにくいUIを設計する。よく使う機能に、より手間のかからない操作を割り当てて、必要な操作の総量を減らす。

 

UIデザインの基本

人間はミスをするもの、不安であるものという前提に立つ。いかにミスを抑止するか、いかにミスをリカバーさせるか、いかに不安を解消させるかということがUIデザインの根幹である。

 

人は不安になる=フィードバックの必要性

操作が即座に受け付けられなくとも、操作が行われた事実だけは即座に利用者に伝えなければならない。フィードバックをできるだけ行って利用者の不安を解消する必要がある。

 

人は迷子になる=ガイドの必要性

「自分はあとどれくらいページをたどればゴールに達するのだろうか?」という不安。利用者は全体を見渡せないのである。だから、進捗の割合を伝えること、結果としてそれを選択すると起こるであろう出来事を伝えることが重要である。

 

人を裏切らないために

いきなり0%から100%に飛ぶ進捗グラフ、時間経過や処理データ量と比例しないグラフは利用者の気持ちを裏切る。正確にわからない数値は利用者に誤った予断を与えてしまう。たとえば、ファイル転送の残り時間を予測して表示するケースは「当てにならない」と受け取る利用者もいる。「残り297秒です」という表示は、秒単位なので正確かもしれないという間違った期待を与えてしまう。この場合は「残り約5分です」という表示の方が好ましい。同じく、「残り0秒です」よりも「まもなく終了します」が良い。

 

〔重点〕これからのUIの教科書 ~ユーザーインターフェース設計入門